官僚時代の知り合いからのお誘いは本当にうれしい(泣)

官僚時代の先輩・同僚からのお誘いは本当にうれしい!

うつ病と戦いながらのリハビリ出勤をなんとか続けられており、心身の調子としては悪くない状況を何とかキープできています。

そのように過ごしている中、官僚時代、苦楽をともにした先輩や同僚、同期などから、食事などのお声がけをいただけるようになってきました。

辞める時には罪悪感や不安に苛まれ、なにか裏切ったように思ってしまっていました。

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しかし、辞めてからも個人として関係を続けていただけることに、非常にうれしく感じています。

そして私の状況を心配してくれる方も多くいます。

やはり一人の人間として誰かに会いたいと思ってもらえることは本当にうれしい限り!

会うにも勇気は必要!果たして自分は辞めてから何か成長できたのか。

官僚を辞めた時から、何か成長できたのか、不安になります。

結局1年ほど休職してしまい、今はなんとかリハビリ勤務をしているような状況で、何か民間企業に来て成長できたのか、よくわかりません。

もちろん元気な時にアサインされたPJの経験値などはありますが、『視座の高さ』が身についているのかと言われると自信がありません。

官僚時代はどちらかと言うと、縦割意識も強く、視座の低い仕事のやり方しかできていなかったという反省点はあります。

そしてその反省を活かし、今の会社では、様々な専門性を有する方とお知り合いになりお話を伺い、極力いろんな分野の知見を吸収中といったところでしょうか。新たな分野を知ることで、様々なアプローチの仕方を勉強させてもらっています!

まだまだ官僚時代にお世話になった方々にお返しできるような知見が身についてませんが、個人的なつながり・関係性は本当に大事にしていきたいなと心から思います。

仕事に対する取り組み方・考え方は大幅に変わったが、やはり国のために働きたい

最近、今の会社でやりたいことを深く探索する機会が多くありました。果たして今の会社で私はなにを実現したいのか。

それは、官僚時代と変わらないなぁということに気付きました。

もちろん民間会社ですから、どれだけ稼いだか、付加価値を得られたのか、利益を出せたのか、も凄く重要な視点ですが、やはり『あらゆる社会課題を解決したい。日本をよくしたい。』という根本は変わらないことにようやく気付けました。

『民間に来たら稼がなきゃ』と無理に意識を変えようと思っていた部分もありますが、やめました。

客観的にみて、重度のうつ病になってしまい周囲からの要求や期待も無い地位になった今、青臭いかもしれませんが、自分の軸は『日本を良くしたい!』という一本でこれから働いていきたいです。

懐かしむこと、新しい世界に恐れず進むこと!

過去を振り返ると、とにかくがむしゃらに働き続けていた時代、ある事件をきっかけに心身のバランスを崩した時代から、なんとか復調しかけてもがいている現在に至るまで、私事ながら色々と経験してきました。

過去は本当に大変だったが自分を成長させてくれたと思っています。心身の調子を崩してからは周りの方々の支えが本当に頼りになること・感謝することを覚えました。

そして今はうつ病をオープンにして、社内外あらゆる人と接するようになりました。ただ、未だに日本では、うつ病などの精神疾患に対する偏見が存在すると感じています。

しかし、精神疾患は隠して働けるほど甘くない病気なのです。調子の良い時期にはしっかりとパフォーマンスを発揮できますが、突然落ちることもあり得るから、どうしても周りの方々のフォローが必要になってきます。

そこを理解してたいただき、共に働いていただけることが本当にありがたいなと、復帰して以来、実感しています。今の職場の方々には本当に感謝しかありません。

思い出されるのはつらかったが楽しかった思い出ばかり

官僚時代はたしかに勤務時間や労働環境も劣悪で、つらかったことも多かったと思います。

しかし、一つ一つ物事を乗り越えることができたあの達成感、修羅場を乗り越えた時の安堵感、など先輩や同僚との楽しかった想い出に浸りつつあります。

今のように視座を高く持つことを意識して、当時の仕事ができていたら、また違った面白みもあったでしょう。

これからは自身の成長と若手の育成に力を入れていきたい

私が得たノウハウや知識について、可能な範囲で社内の若手に共有して、組織的に強くしていくことを最近の目標に掲げています。

もうプレイヤーとして一人で仕事を抱え込んで、とにかくがむしゃらに突破するスタイルの働き方が出来なくなってしまった私が出来ること、それが周りの優秀な方を活かしていくことだと感じています。

今の若い方は、昔ほどがむしゃらに働くイメージを持たずに社会人になっているはずですが、それでも無理をし過ぎてしまう場面、限界を突破し続けてしまう場面があると思います。

そんな時にブレーキをかけてあげられるような存在になりたい。若手社員が『長く健康に活躍できる下地を作りたい』と思っています。具体的にどのようにすれば良いのかは、悩ましいところですが、中堅の私ができることもあるかと思っています。そこはチャレンジですが、社内改革を一歩ずつ進めていきたいと思います。

新しい価値を提供できる人になりたい

自分自身がすべての専門性を持つことは不可能です。しかし、『誰が何の専門性を持っているのか』把握することは可能だと思っています。

前職の方々と接する時には、あらゆる選択肢を持った状態でお会いして、少しでも日本が良くなるような提案をしていきたい!そう強く思っています。

時間はなによりも貴重です。そんな時間を私のために使ってもらえることは本当に嬉しい。幸せなことです。あの時がむしゃらに周りもよく見ずに走り続けていた甲斐があったなと感じます。

そんな想いに浸れる一週間となりました。感謝。

※とりあえず復職後約2ヶ月、頑張ってほどほどに働けています。