うつからの復職(再)〜3ヶ月経過〜

無事に過ごせたが、『頑張り過ぎ』か?

復職後、3ヶ月を通して、急に休むということもなく、無事仕事を続けることができました。職場には多大な配慮をいただいていることもあり、そこまで多忙ということもなく、毎日を過ごすことができました。また一つ、自信には繋がったように思います。

ただ、つい調子の良い時に、集中し過ぎて頑張り過ぎてしまう癖が時々出てきてしまい、夜遅くまで仕事関係をしてしまったことは反省です。

ちゃんと自身の心身の調子・状態を踏まえ、一週間・一ヶ月を見たときに、『成果が積分値として最大となるようにコントロールしなければならない』と指摘を受けたりもしました。真摯に受け止めています。
『仕事は明日落ち着いてやれば良い』という発想で、毎日夜は心を平穏に読書などをして過ごすようにしたいと思います。読書は精神衛生上も非常に良いなと感じています。
一晩寝ると、より良いアイデアが湧いたりもしますし、効率的にこなそうと頭の整理もできるので、『すべてを瞬間対応ではなく、仕事を一晩寝かせることにも意味があるんだな』とつくづく実感しています。
土日もつい仕事のことばかり考えがちですが、家事・育児もあるので、そちらをメインに過ごしていきたいと思います。

人との『つながり』が生きがいに

社内外、『人とのつながり』が、日々の心の支え、生きがいになっています。
昔は忙し過ぎたのか、人と会って話をすることに対して、『相手の時間コストをいただいている』という認識がまったくありませんでした。傲慢でしたね。反省です。
しかし、今は『相手の貴重な時間をもらっている』と謙虚に思うことを心がけて、お相手の方とお話をするようにしています。
せっかく会っているのだから、急な打合せであったりしても、何か『創造的な話ができるだけの日頃の準備・心がけが重要』だと考えています。もちろんあらかじめ日程が決まっている打合せでは準備することは当たり前ですが。
何か相手にとって『一つでも会って話をして良かったなぁ』と思ってもらえる人間になれたらいいなぁと思います。そして、それが日本のためになることであれば、なお嬉しく感じます。

自分には、耳学問→仮説→検証が向いている?

一人で調べ、検討することが好きで得意な方もいらっしゃるでしょう。しかし、本来の私はどうやって生き延びてきたのかを考えると、とにかく人に頼って生きてきたことに思いが至ります。

人から教えてもらう(いわゆる耳学問)
→教えてもらったことを統合して仮説を立案する
→自分で調べたりまた人から聞いたりして検証する

というサイクルで生き延びてきていることに気付きました。これからも人との繋がり、学びを大事にして、いろいろと考えていきたいと思います!

『会社』に求められる人材になることは諦めか(笑)

当たり前ですが、会社は利益をあげなければなりません。付加価値を出せる人間が評価されることは当たり前です。そこに対しては何の疑問も持っていません。会社が求めるのもPJを取ってきて利益をあげられる人材なのでしょう。
一方、私はもう短期的な利益を目指して頑張ることは難しいですし、自分自身がプレイヤーとして頑張れるかも全く自信が持てません。周囲の同僚も「また無理してダウンするんじゃないか」と気が気でないでしょう。
「無理したからといって再発するわけでもない」ところに、うつ病の難しさがあるのですが、その予兆をできるだけ早く自分で察知し、周りに伝えていくしか対処法は思いつきません。
転職した時には考えてもみなかった状況にありますが、そんな自分ができることは何なのか。日本の社会課題解決のためにできることは何なのか、考えてみたいと思います。

『時代』に求められる人材を目指して

私は本当に周りの方に恵まれており、大学時代の友人、官僚時代の先輩・同期・後輩、今の会社の同僚など、思い出せるだけでも非常に多くの優秀な方々に囲まれていることに気づきます。なによりも大きな財産です。

いろいろと無理していた時は、周りと比べて、ただがむしゃらに心身壊れるまで走り続けていました。調子が悪くなっても受け入れることなく、走り続けようと試みては、失敗してきたように思います。
周りと比較するのではなく、周りに教えてもらうこと、助けてもらうことへ重視した生き方にシフトするタイミングがきたようです。もちろん自分も相手に何かを与えられる人にならなければ、誰からも教えてもらえないでしょうから、無理せず、何か専門性を高めてはいきたいとも思います。
今はまだまだリハビリ期間です。焦らず、無理せず、平日は毎日決まった時間働くことだけに集中していきたいなと言い聞かせて過ごしていきたいと思います。これからの一ヶ月も無事に過ごせたら幸せですね。