【就活生へ】衝撃の事実!霞が関の残業代って・・・〜20年前は半分以下だった!?〜

2022年3月6日

霞が関の残業代が増える!?適切に支払われるのか?

令和4年度当初予算で残業代の予算が増えたようですね!非常に喜ばしいことです!

https://www.asahi.com/amp/articles/ASQ2Q4F1DQ2QULFA009.html

このニュースを見る限り、厚労省・国交省の伸率が凄いことになってますね。

これまでは一体なんだったんだろうか・・・。

実際、私がいた時代は予算見合いの頭打ちだったと思われます。霞が関では、だいたい残業時間の1/4くらいは残業代をいただいていました。これでも恵まれていた方かもしれません(苦笑)

実質的に深夜勤務手当や休日出勤手当などの無い裁量労働制みたいな感じだったでしょうか。

※あくまでも『霞が関』の話で、地方支分部局では残業代はしっかりと出ていましたのでお間違いなく!

労働にはコストがかかる

『労働にはコストがかかる』という世の中の当たり前の概念が霞が関には無いので、これを機に少しは考え方が変わっていくと良いのですが。

体を壊しながら滅私奉公・無定量・無制限で全てをお国のために尽くす

という美学(?)は長期的に見て本当に日本にとって良いのか、悩ましいです。

結局、人材流出や採用難などに陥り、組織力が地盤沈下し始めているように思えて仕方ありません。

果たして『霞が関働き方改革推進チーム』も機能しているのか、怪しいなと思っています。会議体ばっかり増えてしまうのは役所の悪いところですよね!

https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/jinji_hatarakikata/kaikakusuisin.html

これまでの残業代調べてみた(当初予算ベース)

さて、伸率が凄かった国交省を例に、2001年度以降の残業代の予算額を調べてみました!

(出所 当初予算 予算書よりSK調べ)

グラフにすると、こうなります。

なかなかこう見ると切ない気分になりますね。

諸先輩方が

『自分がいた頃は残業代なんて全く出なかったけど、今(私が霞が関にいた頃)は残業代も出るようになってまだマシだね』

と言っていたことを思い出しました。

数字で見ると確かに20年前は、半分以下の予算しかなかった

という衝撃の事実に気が付きます。。。

これだけ支払われていない実態があったとしたら、諸先輩たちのサービス残業に対する考え方が今の時代と違うのは当たり前ですね。

これでも、私が霞が関にいた時代のことを考えるともう少し残業代増やしても良いのではないかなぁと思ったりもします。他省庁も同様の傾向なんだろうか。。。少し気になってきました。

とにかく、少しでも官僚の方々の処遇・働き方が改善することを祈っています。

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