『不夜城 霞が関』終わりなき旅〜複数省庁共管施策の調整〜

2022年2月10日

私が霞が関で最初に配属された部署でのお話。

他省庁との共管法に基づく施策の担当をしていた時の他省庁との文言一つ一つの調整には本当に苦労しました。

他省庁に負けるな!

各省庁考え方も違うので、法改正に絡む内容だったりマニュアルだったりに対しても異なる見解を持つのが基本で、『そこで他省庁に負けないこと』が求められてしまうのです。

いわゆる『落とし所を探る争い』なのですが、皆ソルジャーなので日を跨いでも調整は続きます。時間切れ直前まで揉めることもしょっちゅうでした。

今思えば、大したことのないものについても全力で戦い過ぎていたと客観的に思えますが、戦場にいた当時は目の前の敵と全力で戦い続けるしかなかったのです。

そして心身に異常が

心身の消耗度合いも激しく、この頃は週3泊ペースでしたし、人知れずトイレで吐きながら仕事をこなす日々でした。この頃から体が壊れ始めていたのだと思われます。

ここで、一度働き方を見直したり、周りに働けないキャラで認識されるように自己防衛すべきでした。

しかし、更に自分をいかに追い込むかばかりを考えるようになっていたところが、もう精神的に異常な状態だったのかもしれません。

うつ病となった今では想像もできないような働き方をしていました。周囲にも厳しく性格もどんどん凶暴化せざるを得ない感じでした。

ワイルドな課長だったこともあり、24時発注、次の日の朝イチまでといった仕事も頻繁にありました。

まだよく生きてるなと思いつつ、あの頃が原因で心身の調子が狂い始めたのは間違いないと思います。

官僚の皆さんも自分自身の体に聞いてみましょう

仕事の替えはいますが、親族・家族・友人にとってのあなたには替えはいません。

「どうしても無理なら怒られればいいや」と割り切れるか否か、私は気が小さかったので盲目的にがむしゃらに働いてしまいましたが、人生は長いので無理し過ぎずゆったりいきましょう!

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