【これからの災害対応のスタンダードか?】明治用水頭首工(矢作川)ライブカメラでいつでも見れる!
先日、私見を述べさせていただいた『明治用水頭首工(矢作川)の漏水』について、国土交通省中部地方整備局の対応を少し調べてみたところ、『おっ!』と思ったので、ここに記したいと思います。
臨時カメラ設置の対応
明治用水頭首工の流水箇所、漏水箇所、全景がいつでも見ることができるよう、臨時カメラを設置したようです!

(出所220519meijiyousui02.pdf (mlit.go.jp))
少し前までは被災箇所のリアルタイムでの状況把握が非常に困難で、職員が張り付いて携帯でやりとりしながら把握するといった対応だったかと思いますが、このようにオンラインで、かつ、リアルタイムで動画を配信できるようになる時代がやってきたのですね!

(出所rinjicamera.pdf (mlit.go.jp))
これまでの知見が活かされていることを実感
災害対応については、平成27年関東・東北豪雨災害などを経て、新たな技術をどんどん開発して取り入れていこうという取組がなされてきていたところ。
例えば、危機管理型の簡易水位計やカメラもあらゆる箇所にどんどん設置が進められていたことが、今回のように『被災後すぐにリアルタイムで好きな角度で動画を配信できる』ことの下地になっていたんだろうなと実感しています。
本来であれば、施設管理者である農政局がこのような対応をしていくべきなのでしょうが、やはり経験と組織力のある国交省の方が良い対応をしているなと客観的に見ても感じます。
排水ポンプ・照明車派遣は慣れっこさん
排水ポンプ及び照明車等の派遣による支援は、さすがお手の物といった感じですぐに瞬間対応がなされておりますね。

(出所220518_meijiyousui_1.pdf (mlit.go.jp))
報道発表を見ると、この時点から、情報通信班を派遣しカメラ設置を進めているということが、素晴らしい対応だと感心してしまいます。
『好きな角度で動画をライブ配信』がこれからの時代の災害対応の基本になってくる予感です。
日々、技術が進歩していますが、やはり災害時に役立つ技術というものは特に重要だと思っています。
このような対応をしていることが、もっと世の中に取り上げられて、もし自らが被災したり、被災しそうな時に『国交省のライブカメラで状況を確認できるんだ』ということが世間の災害対応の常識になっていくことを期待しています。
被災状況もそうですが、このような応急対応についても見たくなってきてしまいました。
・・・ふらっと現地へ行ってみようかな。。現場主義なので。。
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