官邸による幹部人事の弊害【私見】

2022年2月12日

私がいた頃の話をですが、局長級以上の幹部人事は『官邸のウケが良いか否かで決まっているのでは無いか?』と思うようになりました。

必要以上に議員会館まわりや大臣等政務まわりに必死になってアピールをする官僚を見てきました。

そのための資料作成のため、文字のフォントや線の色などの修正作業を繰り返し、膨大な時間を費やしたりもしました。

まったく昇進意欲のなかった私から見ると『そんなに偉くなりたいんだなぁ』と半ば諦めつつ、資料作成に付き合っていました。そんな人が局長級になったりしている様子を見ると、なんだか切なくなりました。ちょっと無気力にもなりますよね。

もちろん皆から愛され、実績も十分な素晴らしい方が順当に幹部になられることも多かったですので、すべてが悪いということでは無いと思いますが。

私のいた時代、特に役人人生の後半は、『人事権を持つ組織が強くなり過ぎてちょっと弊害が出てきているかな』と感じる場面は多かったですね。

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