【働き方】年度末の繁忙期なんとかならんかな?〜鬱持ちにはツラいよ〜

2022年3月21日

予算の単年度主義による年度末の繁忙!

皆さん、年度末、国の予算の単年度主義もあり、なかなか忙しい日々を過ごしていることと思います。(令和4年3月時点)

官僚として働いていた時もそうでしたが、民間に来て思うことの一つが『年度末の繁忙期』です。

この課題は工事や業務の質にも影響するでしょうし、何より短期的に無理な働き方を強いることは『心身の健康』によくありません!

業務従事者も年度末に有期雇用で一時的に増やすなど対応しているところもあるでしょうが、可能であれば通年で優秀な人材を確保して、業務遂行にあたりたいところですよね!

(参考:予算の単年度主義

・予算の単年度主義とは、国会における予算の議決は毎会計年度行うべしという原則であり、国の予算審議権確保の要請からくるものです。例えば、仮に22年度予算で、23年度の歳出の内容まで決めてしまうことができるとすれば、国会において23年度の予算を審議する意義が失われてしまいます。財政に対する民主的なコントロールを確保する観点から、毎年度、予算は改めて国会で審議されるべきとするのが単年度主義です。
・この原則は、憲法第86条において「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない。」と規定していることが法的根拠とされています。この単年度主義の帰結として、予算により認められた国費の歳出権限が及ぶのは原則として当年度限りであり、年度内に使用し終わらない金額は国庫に返納しなければなりません。
・他方、単年度主義の原則を機械的に適用していては、予算の効率的な執行に支障をきたす場合があります。例えば、年度内に完成する予定だった工事が、気象条件等で年度内に完成できないといったことはしばしばあるが、こうした場合にことごとく残額を国庫に返納した上で、翌年度に再度予算として計上しなければならないとすれば、あまりに不便です。また、情報システム開発のように、開発に複数年度かかる事業においては、年度ごとに契約を分割するよりも、複数年度分を一括して契約した方が効率的な場合もあります。
・こうした要請に備えて、財政法では、①歳出予算の繰越し、②国庫債務負担行為、③継続費の3つを単年度主義の原則を緩和する制度として設けています。

繰越しガイドブック (mof.go.jp)

年度末の繁忙状況(工事の例)

どれくらい年度内で繁閑に差があるのか一例を示してみます。

公共工事の例ですが、これだけの差があります!繁閑の差は激しいようです!

(出所https://www.mlit.go.jp/common/001344013.pdf

年度末、繁忙期の平準化対策

そんな中、年度末繁忙期の平準化の取組が進みつつあることをご存知でしょうか?

公共工事が主かと思われがちですが、調査・設計等業務でもこの平準化の取組が進んでいるのです。

関連記事↓

【国土交通省】公共事業の施工時期・履行期限平準化へ 直轄が率先垂範で措置定着を目指す | 建設通信新聞Digital (kensetsunews.com)

また、財務省も予算の単年度主義の弊害を是正しようと取り組んでいるところです。

(出所https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2022/seifuan2022/18.pdf

これから様々な業界が年度末の繁忙期を平準化し、通年でより働きやすく成果も出しやすい環境が整っていくことを期待しましょう!

受注者側(民間)でできることってなんだろう?

この繁忙期を受注者側でコントロールするにはどうすれば良いでしょうか。

感覚的なものですが、特に業務については工期を伸ばしたからといって楽になるわけではないでしょう。

私もこれについてはまだまだ模索しているところですが、やはり大事なことは『発注者の期待値コントロール』にあるのではないかなと思います。業務遂行が始まった時に発注者と密に意見交換し、できることは閑散期にやっておいて、繁忙期に小出しにして発注者側の期待に応えられるようにコントロールしていくことくらいしか思いつきませんね。

発注者側が霞が関のソルジャー過ぎる場合はコントロール不可能ですが、今の官僚は意外と普通の感覚をお持ちの方も多いので、少しずつ改善していくのではないかなと思っています。

まぁDXということで組織の文化・風土も変革するとうたっているのですから、変わってもらいたいものです!

(出所https://www.mlit.go.jp/common/001385990.pdf

正直、鬱持ちには繁忙期がツラい

私が今不安に思っていること。

それが『年度末の繁忙期に業務をこなせるのだろうか?』ということです。

やはり睡眠のリズムが崩れると、ちょっとしたことをきっかけに不眠・頭痛など身体症状が出てくるリスクが高まると感じています。

メンタル疾患をかかえる人が、週5日フルで働き続ける難しさを実感しています。

私は今の会社でちゃんと働いていこうと思ってはいるのですが、なにせ体がついてこないことにはどうしようもない状況です。なんとかならんかなぁと思いながら、復職することを目指して体力をつけていきたいと思います。春の季節になって気分も少しずつ回復してくることを祈ってます。(令和4年3月時点)

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