【就活生へ(5)】国家公務員(一般職・技術系) 採用パンフレット+αで他者と差別化!(元官僚の私見)
就職先を主体的に『選ぼう』
今回は、もし自分が採用担当だったら『学生さんにこんなことをしてもらったら職員もうれしい!』ことを上げていきたいと思います。
筆記試験対策も非常に大変ではあると思いますが、平行してここであげるようなことをしていきながら、志望度をあげていったりしてみると良いのではないかと思いますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです!
逆に職員の対応が悪かったりするような組織であれば志望度を下げるといったこともあり得るかと思います。
『就職先に選ばれる』というより『就職先を選ぶ』という主体的な意識で取り組んでみましょう!

採用パンフレットはじっくり読むべし!
まずは国家公務員を受ける方は総合職・一般職・事務系・技術系を問わず、採用パンフレットを見ることでしょう!
採用パンフレットには、各採用担当等が『こうしたら学生さんに興味を持ってもらいやすいかな?』といったことを考えて作られていることと思います。
扱う業務の全体像だったり、イチオシ施策、イチオシの職員紹介など、いろいろ含まれています!もちろん福利厚生などの制度も記載されていることが多いと思います。
まずは、興味のある省庁がどんな仕事をしているのか、全体像を把握するために採用パンフレットはしっかり読んでおきましょう!
職員側からしても、時期にもよりますが、『採用パンフレットくらいは読んできてくれてるだろう』という思いを持っている方も多いのではないかと思います。

他者と差別化をはかるには、あと一歩踏み込む必要あり!
では、説明会や現場見学会、官庁訪問・採用面接に向けて、他者と差別化をはかるにはどうしたら良いでしょうか?いくらパンフレットを何度も読んでも、周りとは差がつきませんよね!
ここでは、その踏み込み方を紹介していきたいと思います。

踏み込み方(例)
踏み込み方の一例としては、こちら!
- インターンに参加して実体験として、国家公務員の働き方を間近で感じてみる
- 説明会や現場見学会に参加して具体的な仕事イメージを固める。疑問は質問して解消しておく
- 職種別の採用パンフレットの熟読(機械や電気など職種別で出ている場合)
- 気になる事業をHP等で調べてみる
- 最新版の組織の事業概要をチェックする
- どこか実際の現場や施設などに行ってみる
これらはほんの一例ですが、いろいろと『行動』してみることをオススメします!

本気で第一志望なら、事前準備・説明会等への参加に時間をかけよう
就職活動には、どうしたって時間がかかってしまうものです。
時間をかけずに内定を取ることができた方もいるでしょうが、就職先はしっかり自分で納得できるところにしたいですよね!?
自分自身で納得できることが、仕事を始めてからのモチベーションにもつながるはずです。
そのためには、実際に働いている職員の方々と会って話のできる機会を重要視して、就活に臨むことが良いと思っています。説明会や現場見学会など、今は役所もあらゆる採用活動を展開していますから、積極的に参加していきましょう。
イベントに参加したら、何か一つは新たな情報や知識を手に入れられるような意気込みで頑張っていくことをオススメします!

勇気を出して採用担当に直接メールも有効なアピールに
ある程度、パンフレットやHPなどでの情報収集・整理ができたら、疑問も出てくると思います。
そこで、疑問に思ったことを採用担当者にメールで聞いてみることも良いと思います。
直接連絡することは緊張しますし、勇気のいることだと思いますが、職員側としては問合せが来るとうれしく思うはずです。
説明会などでは『大勢の中の一人』になってしまうため、質問もしづらい方も多いのではないかと思いますが、メールなら文面・内容もじっくり考えられますし、恥ずかしくも無いですよね!
勇気を出した一通のメールが、採用担当者に有効なアピールになり、就職活動が好転するかもしれませんよ!
ただし、メールするならポジティブな質問を簡潔にしましょうね!
あと、しつこ過ぎるのも『変にアピールし過ぎて空気読めないな』という評価に繋がりかねないので、ほどほどに気をつけましょう!

話を聞いた職員に名刺等をもらえたら御礼メールを忘れずに
基本ですが、意外と御礼メールをしない学生さんも多いかと思いますので、もし余裕があれば対応していただいた職員の方に御礼メールを送りましょう!
名刺などをいただく機会もあるかと思いますので、そのような機会も活かしながら就活に臨むと良いでしょう!これは公務員も民間も一緒でしょうかね。
私も官僚時代、実際に現場で説明などした後、御礼メールをいただいたりするとうれしかったですし、仕事へのやりがいにも繋がりました。
あらゆる機会をチャンスと捉えて頑張っていきましょう!

まとめ ~熱意があっても行動が伴わなければ伝わらない~
国家公務員の採用にあたっては官庁訪問で決まることですが、やはりその一瞬の面接だけで他者と差をつけていくことはかなり難しいと思います。
よりリアルな志望官庁の働き方や役割、やりがいを肌感覚として持っておけるようにしておくことで、官庁訪問での面接の際、面接官に想いが伝わるように思います。
少しの手間と時間をかけることの積み重ねで、後悔のない進路選びをできると良いですよね!
皆さんの就職希望先の一つに国家公務員を選んでもらい、日本を支えていっていただけると、一民間人としてうれしく思います!

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