『不夜城 霞が関』地方での日々が教えてくれた現場第一主義!
現場第一主義
私は若かりし頃、地方に出ていたことがありました。
その頃はまだ今ほど情報も氾濫していることなく、比較的平和な日々が過ごせました。昭和型の働き方の最後の方だったのかもしれません。
そこでじっくりと『現場の肌感覚』『事業に対する地元の期待や反対』などを体感できたことが、今の自分にとって最も大事になっている原点です。
東京や都会にいるとわからない、なんとも言葉では表現できない、いわゆる『現場感』が少しは身についたことが、霞が関の業務でも活きました!
『現場』を知らなければ霞が関では働けない!
霞が関には、あらゆることに詳しい方はたくさんいます。勉強ができる人もたくさんいます。
しかし、官僚全体を見渡して、『現場』を深く経験して語れる人がどこまでいるでしょうか。事業に反対する人々とリアルで対峙したことのある人がどれだけいるでしょうか。
今も少しでも現場を知っていることで、他人への説得力が増すことを実感しています。

『現場を想像して誰かを説得し切れるのか』
霞が関には様々な情報が上がってきます。その情報を感覚的に捉えることができるか否か、現場を想像して他人に説明できるか、が霞が関では重要なスキルの一つでした。
例えば、財務省の方と調整する際、
いかに『現場はこうだ』と自信を持って言い切れるか
そして信頼してもらえるかが重要ポイントでした。
霞が関は全国の現場を背負っている
霞が関で働くということは、全国の現場を背負ってあらゆるところに対して説明しきれるか、が試されているのは今も昔も変わらないでしょう。
地方で作った100枚の資料を判断できるだけの情報だけに過不足なく1枚にまとめるというようなスキルも嫌でも身につきます。
瞬間で判断しなければならない忙しい上司や政治家にすぐに理解してもらうためには、1枚にまとめるスキルが非常に重要でした。
私は今、民間に転職をして過ごしていますが、『現場を背負って霞が関のスピード感で働くことが可能なんだ』と、自信にはなりました。(あの働き方を続けると体を壊しますが)
これからは民間人として、官僚時代に得たスキルと現場感を活かして、国に貢献していきたいと思います!
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