【体験記】技術士(建設部門)実務経験証明書のポイント!

2022年3月10日

令和4年度の技術士二次試験の申し込みも近づいてきましたね!

今回は申し込み時に記載する『実務経験証明書』のポイントについて個人的な体験談を綴りたいと思います。

実務経験証明書とは?

そもそも『実務経験証明書』とはどんなものなのか、まずは様式を確認してみましょう!

これまで経験した『業務経歴』と『業務内容の詳細』を記述するものですね!

『業務経歴』記載のポイント

「ちゃんと専門分野に具体的に従事してきたのか」がわかるように記載しましょう。

その時のポイントは、口頭試験で聞かれてもしっかりと自分の役割・従事した内容を答えられるような経歴を記載することです!

下の業務内容の詳細にばかり気が向きがちかと思いますが、意外と業務経歴から質問が来る可能性も考えておくと良いでしょう。

なお、適当に「ちょっと盛ったような書きぶり」をしてしまうと、質問が来た時に窮してしまうので、今思い返してみてエピソードを語れるような業務内容を記載するように注意しておきましょうね!

『業務内容の詳細』記載のポイント

ポイントは

  1. 口頭試験のやりとりの中心となるため、単なる申し込み書類ではなく、面接時に聞かれてもやりとりができる内容を盛り込むこと
  2. 技術的な内容も盛り込むこと(技術士なので専門性についての確認のやりとりが口頭試験でできるネタの仕込みが重要)
  3. 『業務内容』、『立場に応じた役割』、『成果』について簡潔にわかりやすく記載すること。

でしょう。

なかなか限られた文字数で表現することは難しいですが、「面接官にここは聞いてみようかな」と思わせるような記載を充実していくと口頭試験時もスムーズなやりとりができるのではないでしょうか?

若手受験者の要注意ポイント

私は官僚だったので、それなりの組織・事業をマネジメントする立場(地方の課長職)に早くから就くことができました。

なので聞かれなかったのかと思うのですが、民間コンサル等では「若手なのにちゃんと業務マネジメントに携わってきたのか。ただ担当者として発注者の指示をこなしていただけで、具体的どのような技術的な提案をしてきたのか」といった観点のことを口頭試験で深く聞かれたようです!

『そこを深く聞いてくるのか』と思ったそうですので、特に若手受験者の方は、遂行業務のうち、

  • どのようなことを主体的にマネジメントしたのか
  • どのような内容の技術的な提案を発注者に対して実施したのか
  • 結果どのように反映されたのか

をよく振り返っておきましょう!

また口頭試験対策の記事でも触れますが、実務経験証明書の作成段階から意識しておくと良いでしょう!

最後は先輩技術士に確認してもらおう!

職場等で先輩技術士がおられる方も多いと思います。

少し面倒だとは思いますが、一度先輩技術士に見てもらうことをオススメします!

私も建設部門・河川を受験する際、当時の事務所長に軽く見てもらい、修正したもので申し込みをしました。

私の場合、当初案に対して「技術的に難しそうなことも盛り込んだ方が良い」との指摘を踏まえ、「確率規模の検証」や「代替案立案の技術的検討」といった文言を盛り込みました!

また、口頭試験の体験談については、後日ご紹介させていただきたいと思いますね!お楽しみに!

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