官僚からの転職〜若手は潔いなぁ〜
転職した若手の方のお話
当時の私は、転職を引き止めるための説得に精一杯努めましたが、決意は固く、潔くどこかへ転職していきました。
今思えば、入省前に想定していたよりも、無理な働き方を強いられ、創造的な仕事が少なく、作業量だけ膨大な状況に嫌気がさしてしまったんじゃないかなと思います。
なかなか創造的な仕事を与えづらい、旧来型の前例踏襲主義の組織ですから、高い理想を持って入省した優秀な方ほど外に転職していってしまうのが現状なのではないでしょうか。
本当に優秀な方でしたが、転職されてしまったことは国にとって勿体ないことだなと感じています。

官僚の魅力が低い原因の根本
そもそも定員管理が厳し過ぎて、物理的なマンパワーが恒常的に不足しており、創造的な労働に費やす余力が全く無いこと
にあると私は思っています。
(定員の推移については、以下の記事を参照ください。https://ikujiojisan.biz/post-233/)
世の中の変化も早くなり、仕事量も増え続けている中、人を減らし続けてきた影響がもろに出てきたものと思っています。
人口減少下の日本において、やはり国力を維持・増進するためには、国家公務員の人材確保は重要な課題でしょう。
昔よりやりがいすら感じられない、ブラックな環境が続くことが、日本の地盤沈下に繋がると本気で心配しています。
これからは、私も民間人の一人として、暮らしやすい日本の形成に少しでも寄与できたら良いなと思っています。
若手官僚の方でまさに今、転職を考えている方もおられると思いますが、
とりあえず本省係長の経験は民間では得難い経験
だと思うので、そこまでは官僚として働いてみることをオススメします!
政策決定プロセスや予算編成に向けた各種調整、政治家との距離感などはおそらく霞が関でしか得られない感覚でしょう!
官僚も悪いことばかりでは無いので、現役の方は心身の健康には留意しつつ、引き続き業務に励んでいただけると一国民としてうれしく思います!
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