官僚の仕事の面白さ!〜概算要求までのプロセスが楽しい〜

2022年2月12日

官僚は『多忙』『激務』『理不尽』などマイナス面ばかりが強調される昨今ですが、もちろんやりがいのある『楽しい仕事』もあります!

当時はとにかくしんどかったですが、今思えば楽しい日々だったように思っています!

新規制度を考える!

夏の概算要求(例年8月末)に向けた新規制度要求を考えていく業務は、1年の中でも非常に頭を使う、創造的な仕事の一つです。

私のいた部局では、5月に会計課ヒアリングという『主に新規制度について、どんなことを次年度予算で要求していくのか』などを議論する場がありました。

まずはじめはそのヒアリングに向けて、各局の官僚たちが知恵を絞って、現行制度の課題と解決するための手段(予算なのか、法律なのか、運用なのか)を局内で議論・検討を進めていきます!

補佐・係長レベルで議論して考え出した制度要求ネタを、官クラスとも議論しながら要求内容を詰めていきます。

例えば、最近の流れの一つとして、インフラの老朽化対策等に係る交付金の個別補助事業化、重点化などがありますよね。自治体事業も重点的に支援していくというものです。他にも交付金の支援メニューに防災のソフト対策も追加されたり、毎年予算制度は変わっていきます!法律も毎年改正されたりしますよね!

概算要求までは財務省との調整も無く自由に政策課題と解決策を検討できる場合が多いと思います。(局によっては要求段階からある程度財務省と調整する場合もあるかもしれません)

雑多な業務も多々ある中、日中は瞬間で業務を捌いていき、夜に頭を使って上司と議論したり資料を作ったりするのは相当疲れますが、やりがいのある楽しい時期でした!

このような官僚としてのやりがいを感じることのできる業務もたくさんあるので、働き方など負の側面だけでなく、やりがいなども考慮して就職先を検討していただけるとありがたいと思います!

年収600万円以上の方に最も支持される転職サイト/ビズリーチ