『まだ』国家公務員 官僚の魅力はあるはず!今の若手官僚は視野が狭くなりがち!?〜就活の参考に〜

2022年2月26日

官僚時代の私がまさに『視野が狭かった』と反省しています。

今回は民間に来て今思うことを綴りたいと思います。

『視野の広い』魅力的な先輩官僚

魅力的な先輩官僚の方々からは、何か相談した際に『視座の高さ』を感じさせてくれるような質問や指摘をしてもらえました!

当時の私は、ただ忙しさを理由に『とにかく24時間を使って仕事を捌く』ことに全力で、考える余裕などなく日々を生き延びていただけでした。もったいない時間の使い方をしていたように思います。

しかし、世の中は一つの省庁・局で閉じていることなど滅多になく、様々なものが絡み合って成り立っていますよね!

わかりやすく言えば、私自身が『縦割社会の化身』のように振る舞っていて、視座の低い仕事のやり方にこだわり、労力を非常に割いていたことに最近ようやく気付きました。

これは、民間に来てから、縦割など関係なくあるべき姿を考えている際に感じていることです。

尊敬できる先輩の方々は、世の中の流れや物事の裏話的なことも良く知っており、それと今考えている施策を結びつけ、課題提起やダメ出しをしてきてもらっていたなぁと強く思っています。

振り返るとあのまま私が霞が関に官僚として残っていたとしても、優秀な先輩方のような視座の高さを身につけられたか、果たして怪しいものだなと感じています。

現場に出て考える余裕が必要ではないか?

情報化社会といわれて久しいですが、『正しい情報をキャッチアップするスキル』が求められる時代になってきているなと実感しています!情報が氾濫している世の中において、正しい情報を把握することは以前に比べて難しくなってきているのではないでしょうか?

先輩方の昔話を聞く限り、『今の官僚は実際の現場に出る機会が減ってきてしまっている』と思います。やはり自分の目で見て理解しなくては、机上の空論で終わってしまう施策になってしまいがちでしょう!

私自身、制度の隙間を埋めるような予算制度の拡充などやってきましたが、

  • 制度改正の内容をいかにわかりやすく伝えるか
  • 現場にどうやって落とし込んでいくか

もしっかり考えておかないと、せっかく作った制度も使われずに眠ってしまうこともあるかと思います。

やはり現場の課題を具体的に想像できない施策は、世の中に浸透していきづらいものですね。

それでも『まだ』官僚の魅力はあるはず

視座の高い素晴らしい先輩方も多くいらっしゃる霞が関は、厳しい世界でもありますが、やはり魅力的な職場でもあると思います。

あらゆる社会課題に営利目的無しに純粋に向き合うことができますし、現場だって見せて欲しいと言えば断られることは滅多にありません。現場のみなさんも限られた工期・予算・人員で大変なところ、現場視察など丁寧に対応をいただけることは国家公務員の魅力でしょう!

ただし、心身の健康を保つため、完璧主義ではなくある程度仕事を諦める勇気を持ちつつ、常に高いアンテナを張っておくこと、現場に出る機会を積極的に掴むことを意識して働ければ、とても成長できる職場だと思います!

一度は官僚を経験してみるのも悪くない

昨今、官僚・霞が関というと悪い情報ばかりが取り上げられますが、実際の業務内容や立場を踏まえると、魅力がある職場なのではないかなと思います!

新卒でも中途でも経験してみると、外から見える世界と違った世界が見られると思います。

官僚志望者が少ない今だからこそ、逆に官僚になりやすくなっているとも言えるのではないでしょうか?

人生100年時代、ずっと同じ省庁や会社に公私を捧げる時代は終わり、長い人生を通して色々な経験ができる世の中になってきていますよね。

私は今、心身の調子を崩しておりツラい日々を過ごしていますが、官僚としての経験は無駄ではなかったと自分に言い聞かせています。

これから就職や転職を考えられる皆さまも、心身の健康だけは最低限気をつけながら、働き方の選択肢を幅広く持っていただけたら幸いです!

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